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問131 少子高齢化が進むわが国の現状について、正しいものを2つ選べ。
- 高齢化率は約 15 % である。
- 全世帯のうち児童のいる世帯は約&分の&である。
- 高齢者のいる世帯のうち半数以上が夫婦のみ又は単独世帯である。
- 要介護者の中で、介護が必要になった原因では、脳血管疾患が最も多 い。
- 要介護者と同居している主な介護者の約&分の&が悩みやストレスを感じている。
解答
②、③
問132 児童虐待への対応で法律に定められているものとして、正しいものを2つ選べ。
- 児童虐待を受けていると思われる児童を発見した者は通告する義務がある。
- 通告を受けた児童相談所はすべての事例について家庭内に立入調査を行う。
- 虐待を受けている児童を児童相談所が一時保護する場合、保護者の同 意を得なければ保護してはならない。
- 児童養護施設に入所したケースについて、児童と保護者が家庭復帰を 希望すれば家庭に戻さなければならない。
- 要保護児童の在宅支援においては、要保護児童対策地域協議会で関係 機関が情報を共有し、協働して支援を行うことができる。
解答
①、⑤
問133 統合失調症の特徴的な症状として、適切なものを2つ選べ。
- 複数の人物が自分の悪口を言っている声が聴こえる。
- 過剰に悲観的で、自分は貧しく、破産すると信じている。
- 自分の考えが他人に伝わり、周囲に筒抜けになっていると思う。
- 気分が高揚し、自信に満ちて、自分が世界の中心であると確信する。
- 思考の流れが速くなり、考えが次から次に浮かんできて、話題が一定せず、会話がまとまらない。
解答
①、③
問134 介護保険法について、正しいものを2つ選べ。
- 保険者は市町村及び特別区である。
- 要介護者とは要支援状態にある 65 歳以上の者をいう。
- 国民は 65 歳に達すると保険料を納付する義務が生じる。
- 65 歳以上の被保険者には受給のための特定疾病が政令で定められている。
- 医療保険者は介護保険事業が健全かつ円滑に行われるよう協力しなければならない。
解答
①、⑤
問135 健康日本21(第二次)について、正しいものを2つ選べ。
- 地域保健法の規定に基づく。
- 平均寿命の延伸が基本目標である。
- 生活習慣病の一次予防に重点を置いた対策を推進する。
- 高齢者の認知症の治療や介護の推進が目標の1つである。
- 小児科医と児童精神科医の増加が心の健康の目標の1つである。
解答
③、⑤
問136 プライム刺激とターゲット刺激の意味的関連性によるプライミング効果について検討する目的で、語彙判断課題を用いた実験を行った。意味的関連がある(SR)条件の方が意味的関連がない(UR)条件よりも語彙判断の反応時間が短くなることを仮説とした。以下は論文における「結果」についての記述の一部である。「プライム刺激とターゲット刺激の意味的関連がある(SR)条件と意味的関連がない(UR)条件別に、語彙判断の反応時間の平均と標準偏差を算出した。SR条件では M = 620、SD = 100、UR条件では M = 640、 SD = 100 で統計的に有意であった。このことからプライミング効果が認められたといえる。」この論文における「結果」の記述の問題点として、最も適切なものを1つ選べ。
- 刺激材料についての記述がない。
- 実験手続についての記述がない。
- 文章が過去形で記述されている。
- 適切な統計記号が使われていない。
- 有意差を示す統計量の記述がない。
解答
⑤
問137 40 歳の男性 A、会社員。仕事でいくつも成果を上げ、大きなやりがいを感じている。部下へのアドバイスやサポートも惜しまず、人望がある。一方、家庭では息子の学業成績の不振や生活態度の乱れに不満を持ち、厳しく注意したり威圧的にふるまったりすることから、それに反発した息子と言い争いになることが多い。最近、息子は A と顔を合わせることを避け、自室に引きこもるようになった。E. H. Erikson のライフサイクル論における A の発達課題危機として、最も適切なものを1つ選べ。
- 自律性 対 疑惑
- 親密性 対 孤立
- 信頼性 対 嫌悪
- 勤勉性 対 劣等感
- 生成継承性〈世代性〉 対 停滞
解答
⑤
問138 4歳の男児 A、幼稚園児。2歳頃、単語が話せない、他児への興味を示さない及び視線が合いにくいという症状のため受診したがその後通院はしていない。数字が大好きで数字用のノートを持ち歩くなど、自分なりのこだわりがある。状況の変化には混乱して泣いたりすることが多いが、親が事前に丁寧に説明するなどの対応をとることで、A も泣かずに我慢できる場面が増えてきた。公認心理師が A の支援をするにあたって、担当の幼稚園教諭からの A の適応状況に関する情報収集と A の行動観察に加え、A に実施する 心理検査として、最も適切なものを1つ選べ。
- HDS-R
- WISC-IV
- 田中ビネー知能検査
- DN-CAS 認知評価システム
- ベンダー・ゲシュタルト検査
解答
③
問139 17 歳の男子 A、高校2年生。スポーツ推薦で入学したが、怪我のため退部した。もともと友人は少なく、退部以降はクラスで孤立し、最近欠席も目立つようになっていた。「死にたい」と書かれたメモを A の 保護者が自宅で発見し、スクールカウンセラーに面接依頼があった。保護者との面接では家庭環境に問題は特に認められず、A は「死ぬつもりはない」と話したという。A との面接では、落ち着かずいらいらした態度で、「死ぬ方法をネットで検索している。高校にいる意味が無い」、「今日話したことは誰にも言わないでください」と語った。スクールカウンセラーの判断と対応として、最も適切なものを1つ選べ。
- 自殺の危険は非常に低いが、A を刺激しないよう自殺を話題にすることを避ける。
- 自殺の危険が比較的低いため、ストレスマネジメントなどの予防的対応を行う。
- 自殺の危険が比較的低いため、得られた情報は秘密にし、A との関 係形成を図る。
- 自殺の危険が非常に高いため、A の安全を確保して、医療機関の受診に結び付ける。
- 自殺の危険が非常に高いため、自殺企図を引き起こしたきっかけを尋ね問題の解決を図る。
解答
④
問140 20 歳の男性 A、大学生。最近、気分が落ち込むことがあり、学生相談室を訪れた。以下に A と公認心理師 B との対話の一部を示す。
B:一番気持ちが動揺するのは、どんなときですか。
A:成績が悪かったときや女の子にふられたときですね。
B:例えば、成績が悪かったとき、頭に浮かぶのはどんな考えですか。
A:みんなが僕を軽蔑していると考えます。僕は負け組だって。
B:女の子にふられたとき、頭に浮かぶのはどんな考えですか。
A:大した奴じゃないということ。男としての価値がないんですよ。
B:今のいくつかの考えに、何か繋がりが見えますか。
A:僕の気分は他の人が僕をどう見ているかに左右されてるんじゃないでしょうか。
この対話で B が用いている技法として、正しいものを1つ選べ。
- 構造化面接
- 問題解決技法
- 誘導による発見
- モデリングの実践
- マインドフルネスの導入
解答
③
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