特別支援学級・特別支援学校の不登校事情

今日は、特別支援学級や特別支援学校に在籍している、不登校の子どもたちの現状を書こうと思います。

不登校が良い悪いということではなく、あくまでも実態ということで捉えてもらえるとありがたいです。
なかなか、特別支援学級等に在籍していない子どもの保護者からすると、遠い話に聞こえてしまうかもしれませんが、根本的なところでは共通することもあります。

それでは本題に入っていきます。

これまで、特別支援学校や特別支援学級の不登校児童生徒と関わってみて思うのは、非常に難しさがあるということです。というのは、保護者(家庭)が協力的でないケースや、もっと穿った見方をすれば、学校に来させないようにしているのでは?と思うケースもあるからです。

もちろん、様々な考え方があって然るべしなのですが、保護者の教育を受けさせる義務より大事なこととして、子どもの成長を支える義務が当然あります。成長の一つの手段が教育や学校だと思います。

保護者の考えによって、この成長を阻害しているのであれば問題視しなければなりません。
子どもが何らかの理由で学校を嫌がり、その代わりにフリースクールやデイケア、ホームスクールなどで補うようなことができていればいいのですが、保護者が離れるのが寂しいからとか、養育を放棄している場合などは、介入する必要があります。

地域の学校での不登校児童生徒と異なる点というか、より頻繁に見られるのは、そういった養育放棄(育て方がわからないのも含む)や保護者の子離れの問題(背景には保護者自身が抱える精神的な問題やつながりの低さなどがある)かなと思います。もちろん、似たようなケースはどこの学校でもあります。

「自分がいないとこの子はダメなんだ」という思いが保護者にあり、そしてそれは子どもが自分の手元にいないと不安になる保護者ということと同義です。

定型発達の子どもたちと比べて、生育歴上、母子が密着になりやすいという特徴があり、母子分離の問題がかなりつきまとうということもあります。通常、子どもの発達や成長を願うのが親ですが、そこを願わないということが多々あります。

つまり、特別支援学校での不登校児童生徒の保護者は、ほぼ全員なんらかの理由で登校させることには協力的でないといってもいいかもしれません。学校に登校させる意義を感じている保護者は、普段からそのような声掛けやアプローチをしており、保護者自身の生活も学校に行っている前提でのリズムになっていると思います。

逆に不登校児童生徒の保護者は、働いていなかったり、生活保護であったり、ご自身が精神的な病気であったり、発達の問題を抱えていたりと…子どもが不登校になりやすい環境と考えの中で育っているということになります。こう考えると、いやまずこう考えておくことが大前提として必要なのかと思います。そうでないと、子どものことを考えて保護者にアプローチしても、なかなかの壁となって立ちはだかるだけでうまくいかないことがほとんどです。

登校させることは最善ということばかりではないですが、そういう家庭にアプローチする手段は、やはり学校だけで支援しようとしないことですね。

多くの場合、障害者基幹相談支援センターや相談支援事業所等の社会資源が家庭につながっていると思うので、巻き込んでいくのがいいと思います。その時に、本人の支援者だけでなく、保護者の支援をしている支援者にも集まってもらい、保護者や家庭をまるごと支援していくと考えたときに、少しずつ本人を取り巻く環境がかわっていくことがあります。

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