「NO」と言える専門家になろう

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日本人は、NOと言うことも、NOと言われることも慣れてないですよね。

自分もNOと言われることは、仲の良い人でないとショックを受けると思います。

 

前に歌手のGACKTが「人生で大事なことは〇〇から学んだ」に出演した時に

海外のジムでのエピソードを語っていたことを覚えています。

記憶で書くので、間違っているところはあるかもしれませんが、大体の下記のような話だったと思います。

 

ジムのマシンの下でストレッチか筋トレ(別にそこでする必要はない)をしていた人に

「そのマシンを使いたいから、どいてくれないか」と別の人が言った時

「NO」と答えた。

それを見ていたGACKTは衝撃を受けたと言う話。

 

「自分たち日本人は、NOの準備をしていない」

 

言う側も、言われる側も

もちろん、それの良さもあると思いますし、日本人ならではの美徳もあると思います。

ただ、ハード面は、どんどん過去の日本からは変化しているのにも関わらず

その中にいる日本人自体の表現がいつまでも変化せずにいると

やがて耐えきれなくなるのは当たり前かなと思います。

 

アサーションやアンガーマネジメントが日本でも流行り始めているのは

そう言った社会的背景の変化があるからでしょう。

 

話は変わりますが、スクールカウンセラーにとって

「NO」と言えることは、時に重要になってきます。

 

そもそも、学校にはない専門性を提供するのが仕事であり

「YES」ばかり言っていると、そこに存在する意味がないのです。

関係性を作るためには、一定学校のニーズに応えることは、とても重要ですが

ニーズに応えることだけで関係性を築きすぎると

大事な時に、「NO」を言えなくなったり、聞いてもらえなくなったりします。

 

たとえば、虐待やいじめ、自殺未遂など、大変な事案が発生した時に

学校としては事が大きくなるのを恐れて、

「様子を見ましょう」「学校内で、何とかしましょう」

などの方針を管理職が言った時に、

「いやいや、ここで動かないと大変なことになりますよ」

と言える事が必要なのです。

 

では、どのようなこと日々心がけて関係性を築く事が大事なのか

それは、専門性に裏付けられたアセスメントと

説得力のあるコンサルテーションをどれだけ積み重ねているかで決まります。

枠を外した同僚付き合いで関係性を築きすぎたり、ニーズに応えることに頼りすぎると

こういった時に、ツケがきますよー。

 

「YES」と「NO」

 

どちらにも、責任感と説得力が必要ですね。

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