言語獲得過程

スポンサードリンク

クーイング(cooing)

生後2〜4ヶ月頃、のどが少しずつ発達してきた時に赤ちゃんが出す「うー」「あー」(母音)などの声のこと。

喃語(babbling)

生後6ヶ月程度。母音だけであったクーイングから、舌などを少しずつ使えるようになり、「まー」「ぶー」などの言葉が出せるようになる。これが喃語。喃語の時点でも、特に意味がある言葉として発している訳ではない。

一語期

生後10ヶ月〜1年半程度。母親や周囲の大人が発している意味のある言葉を真似出す時期。「まんま」「ブーブー」など。

二語期

1歳半〜2歳程度。「まんま、ちゃちゃ」(ママ、お茶ちょうだい)のように、単語を繋げて意思表示をするようになる。

多語期

2歳〜。三語以上の言葉を話すようになる。

第99回看護師国家試験に出題

言語の発達で2歳ごろに可能になるのはどれか。

1. 喃語を話す。

2. 音を真似る。

3. 二語文を話す。◯

4. 接続詞を使う。

平成30年度公認心理師国家試験に出題

コミュニケーションと言語の発達について、正しいものを1つ選べ。

  1. 発達初期に出現する語彙は、動詞や形容詞が名詞よりも多い。
  2. 語彙の増加は、初語の出現から就学まで概ね均質なスピードで進む。
  3. 指さし、リーチングなどとともに生後6か月頃から頻繁に観察されるようになる。
  4. 生後9〜10か月頃からみられる、対象に対する注意を他者と共有する行動を共同注意と呼ぶ。◯
  5. クーイングとは、乳幼児の後半からみられる「ババババ」などの同じ音を繰り返し発声することをいう。

平成28年度保育士試験に出題

次の下線部(a)~(d)に関連の深い用語を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

乳児は手をしゃぶったり、(a)手を握ったままかざして見つめたり、また、声を発するといった行動をしばしば繰り返し行う。乳児期半ばでは、(b)興味や関心のあるものに手を伸ばす行動がみられる。また、手にもった物を振り動かすなど、(c)物を介して同じ行動を繰り返すようになる。さらに、1歳頃になると、(d)ほしい物を手に入れるために様々なことをしてみるようになる。

【語群】
ア  ハンドリガード
イ  ハンドサッキング
ウ  第3次循環反応
エ  第2次循環反応
オ  試行錯誤
カ  暗中模索
キ  クーイング
ク  リーチング

1 . ( a )ア  ( b )キ  ( c )ウ  ( d )オ
2 . ( a )ア  ( b )ク  ( c )ウ  ( d )カ
3 . ( a )ア  ( b )ク  ( c )エ  ( d )オ◯
4 . ( a )イ  ( b )キ  ( c )ウ  ( d )オ
5 . ( a )イ  ( b )キ  ( c )エ  ( d )カ

平成27年度精神保健福祉士国家試験に出題

以下は、乳幼児期にみられる標準的な発達の特徴を示したものである。2 歳前後で始まるものはどれか。最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 .あやすと笑うようになる。
2 「アーアー」などの意味のない発声を始める。
3 .意味のある単語を言い始める。
4 .集団遊びの決まりごとを守れるようになる。
5 .2 語文を言い始める。◯

スポンサードリンク

 

シェアお願いします

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください