ドリフト(漂流)理論

ドリフト(漂流)理論

D.Matza(マッツァ)が提唱。規則などの社会規範に従っている少年などが、社会規範からの一時的逸脱(ドリフト(漂流)をする。しかし、この事は非行の検挙や処罰への不安から押さえられる事もあるがそれが弱まる事がある。

その弱まる要因として2つ挙げられる。

○非行の準備性集団
万引きなどでは、比較的簡単に出来、発覚しにくく、しかも思い罪にならないと安心する。

○自棄的感情
集団万引きなどでは、仲間に無理やりやらされたなど責任のがれする。

第3回公認心理師試験に出題

問141  16歳の男子A、高校1年生。Aは、友達と一緒に原動機付自転車の無免許運転をしていたところを逮捕され、これを契機に、教師に勧められ、スクールカウンセラー Bのもとを訪れた。Aには非行前歴はなく、無免許運転についてしきりに「友達に誘われたからやった」「みんなやっている」「誰にも迷惑をかけていない」などと言い訳をした。Bは、Aの非行性は進んでいるものではなく、善悪の区別もついているが、口実を見つけることで非行への抵抗を弱くしていると理解した。BがAの非行を理解するのに適合する非行理論として、最も適切なものを1つ選べ。

  1. A.K.Cohenの非行下位文化理論
  2. D.Matzaの漂流理論
  3. E.H.Sutherlandの分化的接触理論
  4. T.Hirschiの社会的絆理論
  5. T.Sellinの文化葛藤理論
解答

スポンサードリンク

シェアお願いします

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください