コンボイ・モデル

コンボイ・モデルとは

Kahn&Antonucci (1980)が文化人類学者 D.W. プラースの考え方を継承し、提唱。

個人のネットワーク構造を表す用語として用いられている。

コンボイ(covoy)とは、英語で軍艦・軍隊による護送のことです。

コンボイ・モデルとは、自らを取り巻く様々な関係の人に守られながら、

人生の局面を乗り切っていく様子を護送船団(convoy)になぞらえたもの。

P(個人)にとってソーシャル・サポートの点から重要な人々が、

親密さの程度で異なる人々(コンボイの成員) が三層をなして取り囲む。

内側の層ほど親密度高くなっており、役割変化の影響を受けにくい。

第1回公認心理師試験に出題

問125 高齢期の心理学的適応について、正しいものを2つ選べ。

  1. ソーシャルコンボイを維持又は補償できるかということは適応を左右する要因の1つである。
  2. 退職後は以前の高い活動性や社会的関係から、いかに速やかに離脱できるかによって左右される。
  3. 能力低下への補償として、活動領域を選択的に限定し、従来とは異なる代替方略を用いることが有効である。
  4. 未来志向的に自身のこれからを熟考させることは、自身の過去への関心を促し回想させるよりも有効とされている。
  5. 適応が不安定になる1つの要因として、高齢期になると流動性知能に比べて結晶星知能が著しく低下することが挙げられる。
解答
①、③

スポンサードリンク

シェアお願いします

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください