コミュニティ心理学

コミュニティ心理学

地域精神保健、公衆衛生的発想から発展した、従来の密室での相談での1対1の援助(ミクロ)を超えて地域社会に対して臨床心理学援助を行う心理学(マクロ)

コミュニティー心理学の理念

  1. コミュニティー感覚を持つこと
  2. 社会的文脈で対象者をとらえること
  3. 治療より予防を優先させること
  4. 病理性より健康性に焦点を当てること
  5. 専門家と非専門家が協働すること

G. Caplan の予防モデル

第一次予防

精神的不健康を引き起こす原因となるものをできるだけ少なくすることを目的とする。一般市民全員を対象としている。

第二次予防

精神的障害の早期発見・早期対処にかかわる。問題を深刻化することを予防する。

第三次予防

再発予防。精神障害者に対するデイケア。

第5回公認心理師試験に出題

職場におけるメンタルヘルス対策として、G. Caplan の予防モデルに基づく二次予防に該当するものを 1 つ選べ。

  1. 職場復帰支援プランの作成
  2. 高ストレス者への医師による面接指導
  3. メンタルヘルスケアに関する研修の実施
  4. 過重労働対策としての労働時間の上限設定
  5. 疾病を抱える労働者への治療と仕事の両立支援
解答

コミュニティ・アプローチの説明として、正しいものを2 つ選べ。

  1. 意思決定プロセスは、専門家が管理する。
  2. サービスの方略は、心理療法が強調される。
  3. 病因論的仮定は、環境的要因が重視される。
  4. サービスのタイプは、治療的サービスが強調される。
  5. マンパワーの資源は、非専門家との協力が重視される。
解答
③、⑤

スポンサードリンク

シェアお願いします

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください