行動実験

行動実験とは

不合理と思われる認知の現実性を検証するために、実際にその想定している状況を体験してもらい、その結果を確認することによって、不合理な認知の変容を促す方法。

平成30年度公認心理師国家試験に出題

認知行動療法について、正しいものを2つ選べ。

  1. 機能分析では、非機能的な認知に気づき、それに代わる機能的な認知を見つける。
  2. セルフ・モニタリングでは、個人が自らの行動、思考、感情などの側面を観察し、報告を行う。◯
  3. トークン・エコノミー法では、レスポンデント条件付けの原理を用い、望ましい行動を示した場合に強化報酬を与える。
  4. モデリングでは、クライエント自身が直接経験しなくても、他者(モデル)の行動を観察することで新しい行動の習得につながる。◯
  5. 行動実験では、言葉による行動調節機能を用い、クライエントが自分自身に適切な教示を与えることによって治療効果を引き出す。

平成26年度臨床心理士資格試験に出題

認知行動療法で用いられる技法に関する次の記述から、正しいものの組み合わせを下のa〜eの中から一つ選びなさい。

A.コラム法(思考記録法)とは、特定の場面で生じた思考や行動、感情などを記録し、整理、検討し、認知を修正していく方法である。

B.エクスポージャーと反応妨害とは、不安や不快感を引き起こす刺激に十分な時間暴露し、それによって生じた不安を低減するために行う儀式的行為を利用する方法である。

C.行動実験とは、非機能的な認知に気づいてもらうために、恐れていることを試みに体験してもらい、その認知の妥当性を検討する方法である。

D.系統的脱感作法とは、ポジティヴなイメージを段階的に想起させることによって、心身のリラクセーションと症状の軽快を生み出す方法である。

(組み合わせ)

a. A     B
b. A     C
c. B     C
d. B     D
e. C     D

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